59番札所 玉泉寺(ぎょくせんじ)【常滑市】
曹洞宗 萬年山 玉泉寺
◎常滑市大谷字浜条5番地
ご本尊は12年に一度、子年に開帳
山門は自動車進入のことを考えてか、右片側だけすっぽりと壁がありません。交通量の多い国道247号線からほんの50m奥へ入っただけなのに、お寺の中はひっそり。弘治2年(1556)天沢院(常滑市)の3世・鳳儀與範禅師が開創し、弟子の陽元陰公和尚に住持させたのがはじまりです。その後、仁国宗恕大和尚によって法地寺院に。ご本尊の「延命地蔵菩薩」は聖徳太子の作。12年に一度、子年の秋頃に1週間だけ開帳される秘仏です。境内には、永平寺を中興した64世・森田悟由禅師の誕生碑や行者神変菩薩の石仏があります。寺宝には、水戸黄門・徳川光圀が着用した陣羽織の布地で作られた「香台掛」、弘法大師のご真筆と伝えられる「准提観音像」も。
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