たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

38番札所 正法禅寺(しょうぼうぜんじ)【南知多町 篠島】

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曹洞宗 龍門山 正法禅寺

  • 御本尊/釈迦牟尼仏
  • 開基/説宗讃大和尚
  • 開山/勅特賜・鳳山仙麟禅師等膳大和尚

知多郡南知多町大字篠島字神戸219

 

“東海の松島”で歴史を重ねる禅寺

 

三河国定公園内にある篠島。変化に富んだ海岸線は美しく、まわりの島々と織りなす風景は“東海の松島”と表現されるほどです。その島にある正法禅寺は静岡県袋井市にある「可睡斎」の直末で、貞治元年(1362)説宗讃大和尚によって開創。開山は鳳山仙麟禅師です。鳳山仙麟禅師は駿府での修行中に今川義元の人質だった徳川家康(松平竹千代)を救出し、70日間お世話をしたという逸話の持ち主。家康の帰依も深く、のちに10万石の大名待遇を受けて可睡斎の11世となっています。ご本尊の「釈迦牟尼仏」のほかに「七福神」「くるま地蔵尊」「秋葉三尺坊大権現」「正一位篠島稲荷大明神」「水子地蔵願王尊」が祀られ、「身代大師」のお守りも受けられます。

 

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