たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

19番札所 光照院(こうしょういん)【半田市】

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西山浄土宗 前明山 光照院

半田市東本町二丁目16番地

 

阿弥陀如来の慈悲心を寺名に

 

この辺りは半田市でも醸造業が盛んな地域。光照院は黒板囲いの蔵が立ち並ぶ“蔵のまち”にあります。創建は慶長10年(1605)空念専慶和尚によるもので、「阿弥陀如来の光明は、あまねく十方世界を照らし、念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」より名付けられました。市指定文化財の「聖観世音菩薩」は、毎年8月10日の観音様の縁日にのみ開帳される秘仏聖徳太子作とも漁師の網にかかったとも伝わっています。本堂の正面にある「仏足跡石」は、前住職がインドへ出向き、ブッダガヤ大塔のお釈迦様の足跡を写し帰って造られたもの。境内には願掛け千体地蔵尊、くるま地蔵尊も。オシベが3本に分かれた珍しい「肥後椿」は弘法堂脇で咲き誇ります。

 

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この中の1体をお祀りして願を掛け、成就後は2体にして奉安する「願掛け千体地蔵尊

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抱き上げると願いを聴いてくださる「抱き大師」

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オシベが3本に分かれた「肥後椿」

 

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