21番札所 常楽寺(じょうらくじ)【半田市】
西山浄土宗 天龍山 常楽寺
- 御本尊/阿弥陀如来
- 開基/空観栄覚上人
- 開山/空観栄覚上人
歴史と格式を持った広壮な寺
尾張藩主初代・徳川義直から「浄土宗西山派知多一群の総本寺なり」とお墨付を受けたお寺。文明16年(1484)天台宗 仏性寺を改修して空観栄覚上人が開いた大寺院であり、知多半島の念仏発祥地です。築地塀には格式を表わす5本の定規筋、境内は5400坪にもおよびます。超世院・遺浄院・眞如院・来迎院などの塔頭もあり、静けさのなかに念仏寺院らしい余韻も。八世・典空上人が徳川家康の従兄弟だった縁で、桶狭間の戦いに敗れた家康がたびたび訪れたようです。ご本尊の「阿弥陀如来」は、「作法橋円覚、弘長三年七月日」の銘があり国の重要文化財。弘法大師の命日と同じ21番ということで、お遍路さんたちは特別の思いを持って訪れるといいます。
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