20番札所 龍台院(りゅうたいいん)【半田市】
曹洞宗 萬松山 龍台院
- 御本尊/十一面観世音菩薩
- 開基/吉田禎輔
- 開山/甘雨為霖大和尚
◎半田市前崎東町35番地
緑がつまったお寺の手足弘法
緑を独占してしまっているような市街地の一角。春には桜のトンネルをくぐって境内へと進みます。天正元年(1573)この地の土豪・吉田禎輔が堂宇を建立し、珠嵓大和尚を迎えたのがはじまり。慶応元年(1865)甘雨為霖大和尚によって曹洞宗の法地寺院となりました。このお寺の弘法様は通称「手足弘法」。お堂の前にあるのは木製の“手”と“足”です。これで患部をなでながら平癒祈願を。今まで多くの参拝者から祈願を受けたことは、つるつるになって黒光りしている手足が物語っています。弘法堂南の「萬松稲荷」は、かつて東海市横須賀町にあったお稲荷様。夢のお告げで移されたもので、霊験あらたかと伝わっています。
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