たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

42番札所 天龍寺(てんりゅうじ)【南知多町】

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曹洞宗 瑞岸山 天龍寺

  • 御本尊/阿弥陀如来
  • 開基/不詳
  • 開山/祖芳慧宗大和尚

知多郡南知多町大字山海字小山100番地

 

42才の厄年には42番の札所へ

 

男性の本厄が42才で、ここは42番の札所。偶然のような、しかしどこか因縁めいているような結びつきから弘法様は“厄払大師”と呼ばれ、1月・2月は多くの人が厄払い祈願に訪れます。参拝した厄年の人は裏庭でシイの実を拾い、これこそが厄落しのお守り。後厄が終わるまで肌身離さず持っていると良いようです。永禄9年(1566)の創建から寺号を「延寿山 瑞岸寺」としていましたが、寛政9年(1797)「瑞岸山 天龍寺」へ。高台にある大池の水が龍籠の下を流れ、弘法大師巡鍚跡のケヤキの根元から湧き出したことで“弘法さんの水”と称え、寺号が改められました。ご本尊の「阿弥陀如来」はかなり古いもので、舟形の背後には五智如来も現わしています。鎌倉時代の仏師・快慶の作といわれ、ごくまれな像。

 

→0.7km 43番札所 岩屋寺