たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

50番札所 大御堂寺(おおみどうじ)【美浜町】

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真言宗豊山派 鶴林山 大御堂寺

知多郡美浜町大字野間字東畠50番地

 

われに一本の小太刀なりともあらば…

 

創建は天武天皇の時代。役の行者によって開かれた古刹です。のち聖武天皇の時代に行基菩薩によって再興。当時の寺号は「阿弥陀寺」でした。承暦年間(1077~1081)には白河天皇勅願寺となり、「大御堂寺」と命名されました。本堂脇には「源義朝公御廟」。平治の乱に敗れた源義朝がこの野間(知多郡美浜町)に逃れて湯殿で襲われ、「われに一本の小太刀なりともあらば…」といまわの際に叫んだといいます。その無念を慰める小太刀が、今でもうず高く奉納されています。ご本尊の「阿弥陀如来」は、限りない知恵とボケ除けにご利益。良縁と財運を授かる「弁財天」も境内に。

 

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本堂脇の「源義朝公御廟」

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「われに一本の・・・」にちなんで願いは木太刀へ

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源頼朝公建立の大門

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良縁と財運の「弁財天」

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回して病の悩みを除く「福力運」

 

→隣接する51番札所 野間大坊