50番札所 大御堂寺(おおみどうじ)【美浜町】
真言宗豊山派 鶴林山 大御堂寺
われに一本の小太刀なりともあらば…
創建は天武天皇の時代。役の行者によって開かれた古刹です。のち聖武天皇の時代に行基菩薩によって再興。当時の寺号は「阿弥陀寺」でした。承暦年間(1077~1081)には白河天皇の勅願寺となり、「大御堂寺」と命名されました。本堂脇には「源義朝公御廟」。平治の乱に敗れた源義朝がこの野間(知多郡美浜町)に逃れて湯殿で襲われ、「われに一本の小太刀なりともあらば…」といまわの際に叫んだといいます。その無念を慰める小太刀が、今でもうず高く奉納されています。ご本尊の「阿弥陀如来」は、限りない知恵とボケ除けにご利益。良縁と財運を授かる「弁財天」も境内に。
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