たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

65番札所 相持院(そうじいん)【常滑市】

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曹洞宗 神護山 相持院

  • 御本尊/延命地蔵大菩薩
  • 開基/梅子慧杉和尚
  • 開山/桑巓蘆洲大和尚(再興)

常滑市千代丘四丁目66番地

 

花の寺に響く延命の鐘

 

“花の寺”と呼ばれるほどの桜の名所です。傾斜が急な参道の石段は辛いけれど、境内まで上がれば春ならいちめんの桜景色。たどり着いたらまずは“延命の鐘つき”を。この鐘は知多半島随一の大きさを誇ります。永禄3年(1560)の開創から300年以上、現在地より西へ約700mの「神明社」近くにあったといいます。寺号のとおり神と仏の“相持”で神仏習合。明治の廃仏毀釈で「宝全庵」(現 64番札所・宝全寺)に統合されました。のち明治36年(1903)静岡県榛原郡にあった「西光寺」の寺号を譲り受け、旧地の近くに再興して札所も復活。大正10年(1921)に「相持院」へと戻されました。本堂前には「水子地蔵」を真ん中に挟んで「願掛六地蔵」が並びます。願掛六地蔵は人間が守らなければならない6つの戒(布施・持戒・忍辰・精進・禅定・智慧)がそれぞれ彫られたお地蔵様。自分の願うお地蔵様の前に立って祈願を。

 

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知多半島随一の大きさ「延命の鐘」

 

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