番外 開山所 妙楽寺(みょうらくじ)【知多市】
真言宗豊山派 白泉山 妙楽寺
- 御本尊/大日如来
- 開基/不詳
- 開山/賢秀上人
◎知多市新知字下森29番地
亮山阿闍梨の偉業を見直す開山所
79番札所・妙楽寺の境内にあり、知多四国霊場3開山の一人・亮山阿闍梨が祀られています。本堂前には座像があり、念願が叶ったのちの穏やかな表情で満足気にお遍路さんを迎えているようです。阿闍梨は安永元年(1772)愛知県犬山市の生まれ。名古屋東照宮(名古屋市中区)の守護寺・天王坊の亮厳法印に師事し、文化3年(1806)35歳で妙楽寺の住職となっています。その3年後の文化6年(1809)3月18日、大師の夢のお告げで知多四国霊場を発願。16年かけて開創に至りました。その開創に関する貴重な品々や阿闍梨の遺品なども伝わっており、毎年4月に公開されています。阿闍梨の入寂は、奇しくも発願と同じ3月18日。
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