番外 開山所 葦航寺(いこうじ)【美浜町】
曹洞宗 達摩山 葦航寺
- 御本尊/釈迦牟尼仏
- 開基/和叟玄光和尚
- 開山/大真養教大和尚
武田安兵衛の眠る寺
門前の空き地から小高い境内を見上げると、竹薮を背にしたお堂の屋根や鐘つき堂、灯篭、支える石垣が計算されたようにきれいな一角を創っています。元亀元年(1570)和叟玄光和尚によって開創。寺号の「葦航寺」は、中国禅宗の始祖・達磨がインドから中国へ渡るのに「葦」の船で渡航した故事に由来しています。ここは「開山所」といわれるように知多四国霊場3開山の一人・武田安兵衛行者ゆかりのお寺。33歳のとき故郷を出立してから知多四国霊場開創に尽力し、大業を達成。その翌年、38歳の若さで亡くなった安兵衛行者が祀られ、本四国奉納経・道中記・短刀・鉦鼓などの遺品も保存されています。弘法堂脇の墓所には必ず参拝したいものです。
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