83番札所 彌勒寺(みろくじ)【東海市】
真言宗智山派 待暁山 彌勒寺
◎東海市大田町寺下4番地
ぐるぐる回って願いを成就
天平勝宝元年(749)行基菩薩によって開創。当時は一山6ヵ寺を擁して七堂伽藍を構えていました。関ヶ原合戦で鳥羽城主・九鬼氏が上陸して付近一帯が兵火につつまれ、彌勒寺もご本尊の仁王像を残して焼失。その後、尾張藩主・徳川光友の寄進で再興されました。境内中央には八角形のご宝塔があり、「その供養法力は神力無窮利益無辺で一切の願い事を満たす」と教典にも書かれている、現世利益祈願の供養塔「宝篋印塔」が祀られています。参拝は宝篋印塔のまわりを右回りに3、7、21、または歳の数だけ気のすむまでぐるぐる回り続けるという珍しい方法。心と体でしっかり祈願して帰ります。縁日は毎月1日と8日で、ご祈祷を受ける人が大勢集まります。知多四国霊場を開創した一人・武田安兵衛の杖もあります。
→2.7km 86番札所 観音寺へ
※ここからは83番→86番→85番→84番→5番→88番→87番と進むのがおすすめです。