◎知多市佐布里字地蔵脇
梅の里にたたずむ古刹
このあたり佐布里(そうり)を“梅の里”と呼びます。季節になると赤や白の梅がいたるところで花開き、行っても行っても花のある景色は絶えません。73番から77番まで5つの札所は、そんな梅の里で隣り合っています。この正法院は、元暦元年(1184)後鳥羽天皇の勅願寺として創建。当時は「雨宝山 如意寺 正法院」という一山9坊の本坊でした。その後たびたびの兵火により、一山9坊とともに古書・寺宝までもが焼失。本堂だけがかろうじて難をまぬがれました。
→73番札所 正法院の境内から続く石段を上がって75番札所 誕生堂へ