たびのおとも

愛知県知多半島を一周する約194kmの巡礼「知多四国八十八ヵ所めぐり」ガイド

48番札所 良参寺(りょうさんじ)【美浜町】

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曹洞宗 禅林山 良参寺

  • 御本尊/聖観世音菩薩
  • 開基/融山祝公首座
  • 開山/天祖順応禅師

知多郡美浜町大字小野浦字清水18番地

 

実名で語る、お助け大師のご利益

 

この地域は江戸時代初期から廻船業で栄え、その隆盛がお寺の伽藍再建とも関係しているといいます。間口13mの庫裡は文政元年(1818)、本堂は弘化2年(1845)に落慶。いつの時代も海とともにあったことが伺えます。良参寺の弘法様は通称“お助け大師”。さかのぼること昭和4年(1929)には、当時18歳で目の見えなかった服部あきさんが参拝後に開眼。昭和50年(1975)には、病院でも治療できなかった近藤さくさんの皮膚病がきれいに治ったといいます。この2つの話は未だに実名で語られていて、霊験のあらたかさを証明。また昭和58年(1983)には、境内にある樹齢400年の巨木の根元に「子抱観音」が現れ(奇しくも大師像の真正面!)、昭和61年(1986)からは「宝珠正覚坊」(宝珠=大理石を乗せた亀石=鍾乳石)が祀られています。

 

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お助け大師の実話

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巨木の根元に現れた「子抱観音」

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赤ん坊を抱いているように見える(子抱観音 拡大)

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宝珠=大理石を乗せた亀石=鍾乳石の「宝珠正覚坊」

 

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